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noteに5年関わったデザイナーの話。

この記事は noteのみんな Advent Calendar 2022 の20日目の記事です。

半年ごとに振り返るシリーズ、またサボりました。ごめんなさい。
過去の記事 入社時 6ヶ月 12ヶ月 18ヶ月 24ヶ月 36ヶ月(前回)

この1年は個人としても組織としても、大きい転換をした年になりました。

個人としては、リーダーというポジションになりマネジメント業務が増えています。noteにおけるデザイナーのリーダーというのは、デザインリードというニュアンスよりかは、ピープルマネジメントのニュアンスが強いです(もちろんどちらも求められる)

プレイヤーとマネジメント、デザイナーの界隈では色々な議論が出来そうなネタではあり、いよいよ自分にも回ってきたかという当時の心境ではありました。この件について、打診があった際もあまり悩む要素はなく、二つ返事で引き受けた記憶があります。なぜなら、体験したことがないことだった為、転んだとしても得るものはあるだろうなと。

メンバーの目標設定に関与するようになり、強制的にその人のキャリア・成長・パフォーマンスについて考えることになります。この人はあの人と組んだ方がパフォーマンスでるな…この人がやってることのポテンシャルはここまでいけそうだから、これくらいの目標でステップ作るのが良いんだろうな…など。
人の目標に関与するのはなかなか大変な事も多いですが、コミュニケーション量がコツだと実感してきています。

組織としては、デザインチームという形から目的別の組織に切り替わり、デザイナーは目的ごとに割り振られました。じゃあ横のつながりが薄くなったかというとそうでもなく、切り替わる前とあまり変わっていないような感覚があります。これは、同期的・非同期的含めての接触頻度が高い事から来てそうです。

卒業するデザイナーや新しく入社したデザイナー、新たにお手伝いとして入ってくれた業務委託デザイナーや、CDOの入社など、人としての動きも大きい期間でしたが、より組織とデザインを考える年になったとも言えそうです。

デザインシステム

2021年8月くらいから加速していきました。プロジェクトの立ち上げ、有志プロジェクトから正式プロジェクトへの転換、アクセシビリティとの連携、デザインの原則、デザインシステムの名前、など。
世のデザインシステムへの注目度の高まりも受けて、さまざまなイベントにもお話させていただきました。Figmaイベント登壇の話は、別のnote一本に切り出せそうですが、さまざまな目的を持ったデザインシステムや、それに関心を寄せるデザイナーの熱量の高いイベントでとても勉強になりました。

アクセシビリティ

前回の記事の時点では、各施策優先度付けをして改善しないと、利用できない・存在を知覚できないなどのクリティカルな問題に取り組んでいました。そこから一年のnoteのアクセシビリティ現在地としては、主要画面の問題と記事を書くことにスコープを当てて取り組んできました。全盲、弱視、色覚特性、上肢障害などさまざまなインタビューを実施することができ、課題の重要性を認識しながら、インタビューで見つけた課題をインタビューしてくれた方に返すところまでをセットで取り組めました。
今後はアクセシブルではないインターフェースを、産まないようにするための意識が強くなっていく予感がしています。

デザイナーとして

冒頭で目的別の組織と書きましたが、プレイヤーとしてのデザイナーの動きもしていました。「つくる」というユニットに所属し、クリエイターの方々の創作のきっかけ・モチベ向上だったり、創作中の課題の解決に取り組みました。プレイヤーとして動きつつも、頭の片隅ではマネジメント周りのタスクが頭の片隅にある感じを実体験し、短期的なことと中期的なことのスイッチに戸惑うことも多かった気がします。プレイングとマネジメントのバランスを持って動ける世のデザイナーを尊敬するし、テクがあれば教えてほしい。ツイッターDMでお待ちしています。

その他

その他がかなりボリュームあるのですが、組織全体のデザイン交通整理をCDOと動いたり、採用、デザインイベントや登壇、デザイナー全員と話す機会を作る、STUDIOの相談、Slackの自動化、お金周りの事務作業などなどなど。また、デザイン業務の一部を外に出してみるトライなども行なっており、頼もしいパートナーを見つけたりしていました。

あとがき

この1年は対象とするモノ・コトが明確に変わりました。
5年前の入社時は、社員20人規模だったのが現在は200人手前。デザイナーとしても組織としても解くべき課題が難しくなっている反面、面白い環境だとも感じています。次の1年に何が起きるのか、楽しみです。

と、定期記事をさぼっている僕は今回note社内のAdvent Calendar 2022で記事を書かせてもらいました。書かないといけない状況に身を置くのが大事っぽいです。

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